【新店】奈良の食材をふんだんに、御所のストーリーを料理でつなぐ|洋食屋ケムリ

【新店】奈良の食材をふんだんに、御所のストーリーを料理でつなぐ。|洋食屋ケムリ

2022年10月、奈良県御所市に古民家を生かしたレストラン『洋食屋ケムリ』がオープン。

分散型宿泊施設『GOSE SENTO HOTEL(ゴセ セントウ ホテル)』の1つであり、ここでは御所の鴨や大和野菜、地域のお酒など地元の食材を使った料理を楽しめる。

『GOSE SENTO HOTEL』とは

『GOSE SENTO HOTEL(ゴセ セントウ ホテル)』とは、2008年に廃業した銭湯「御所宝湯」の再生を中心に、計4棟の古民家物件を活用した「泊・食・湯」分離の分散型ホテルのことである。

2022年10月、銭湯『御所宝湯』・レストラン『洋食屋ケムリ』・宿泊施設『RITA御所まち』・『宿チャリンコ』の4つの施設がオープン。
それぞれの施設を巡ることで、御所まちの風情や歴史を直接肌で感じることができる。

地元の食材をふんだんに使った『洋食屋ケムリ』

その1つが『洋食屋ケムリ』。

ここで料理を振る舞うのは、和田勝太シェフ。

高校の時、飲食店でアルバイトをしていたのがきっかけで、人に食べてもらう喜びを感じ、料理に目覚めたそう。

地元の生産者さんの思いを大切にし、素材一つ一つ丁寧に調理する。

さらに、ストーリー性を持たせた和田シェフの料理は、食べる人を魅了する。

御所市には、老舗蔵元『油長酒造』の日本酒や、『片上醤油』の醤油、『梅本とうふ店』の豆腐、鴨肉など魅力溢れる食材がたくさんある。
それらと、吉野葛や大和の野菜など奈良の食材をふんだんに使用し、ここでしか食べられない和田シェフ独自の料理へと仕上げる。

食材は余すことなく全て使い、本来捨ててしまう皮さえも、おいしいものへと昇華させる。
和田シェフは素材の持ち味を生かすアイデアが多彩なのだ。

顔の見える生産者の思いや、ストーリーを料理に込めて、お客さんに伝え、食をつむぐ。
それが「生産者さんへの敬意」だと、和田シェフは話す。

ディナーメニュの一例 ※季節によって替わります。©GOSE SENTO HOTEL

ストーリーを持たせた至高の料理

ストーリーを持たせた和田シェフの盛り付けは、食べる人の目をくぎ付けにする。

例えば、夜のコースでは最初に「シガールのアミューズ」が登場。

それは、この場所がたばこ屋だったことにちなんで作られたメニューだ。

地元で採れる茄子やみそ、茶葉などを使い、たばこの繊細な色や灰を表現している。

さらに『GOSE SENTO HOTEL』をテーマに、お皿には銭湯のタイルを使用。

味はもとより、なんとも独創的な見た目で、食べる人を楽しませてくれる。

ディナーメニュの一例 ※季節によって替わります。©GOSE SENTO HOTEL

生産者と消費者との距離が近い『洋食屋ケムリ』だからこそ、伝わるストーリーとおいしさがある。

昼のランチはカジュアルに、夜はしっとりとした上質な空間。

どちらも肩肘張らずに、贅沢な料理を堪能できる。

ぜひ、ここで御所の魅力を感じ取ってほしい。

洋食屋ケムリ

  • 住所/奈良県御所市西柏町1296
  • 電話/050-3196-4077
  • 営業時間/ランチ11:30~15:00(L.O14:00)/ ディナー17:30~21:30(L.O.20:00)
  • 定休日/火、水
  • 駐車場/あり

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