長崎2区支部長に加藤氏 衆院「10増10減」対象 自民方針

 自民党は13日、衆院小選挙区定数「10増10減」の対象となっている県内小選挙区のうち、新長崎2区の支部長として旧長崎2区選出の加藤竜祥氏(43)=1期目=を決定する方針を固めたもようだ。複数の関係者が明らかにした。近く森山裕選対委員長が発表するとみられる。
 県内小選挙区は「1票の格差」是正に向けた昨年12月の区割り改定で「4」から「3」に減少。新2区は、旧2区の島原、諫早、雲仙、南島原4市、長与、時津両町と、旧3区の大村、対馬、壱岐3市を合わせた選挙区となった。旧3区は現職の谷川弥一氏(81)=7期目=の地元。
 加藤氏は一昨年10月の衆院選で、旧2区選出の現職だった父寛治氏(76)の後任候補として出馬し初当選。自民県連選対は同9月の後任候補決定の際、新2区の支部長について「現職優先」とせず「(旧2区と旧3区の)合区時に再度話し合う」と申し合わせていた。

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