WBC6日目 プールB終了 オーストラリアが初の1次ラウンド突破

日本時間3月14日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は大会6日目を迎え、侍ジャパンが4連勝で1位通過を決めたプールBは、最終日の2試合が行われた。勝てば2位通過が決まるオーストラリアは、チェコに8対3で勝利し、5度目の出場にして初めての1次ラウンド突破。オーストラリアの勝利で3大会連続の1次ラウンド敗退が決まった韓国は、打線が爆発し、大会新記録となる22得点の猛攻で中国にコールド勝ちした。準々決勝では侍ジャパンがイタリア、オーストラリアがキューバと対戦する。

初回にアレックス・ホールのソロ本塁打で先制したオーストラリアは、3回裏にエリック・ソガードのタイムリーで追いつかれたものの、1対1の同点で迎えた7回表にローガン・ウェイドのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。8回表にはホールのタイムリー三塁打などで3点を追加し、リードを5点に広げた。8回裏に2点を返されたが、9回表にティム・ケネリーのタイムリーなどでダメ押しの2点を追加。8対3でチェコを破り、プールBを2位で通過することが決定した。

韓国は初回に李政厚(イ・ジョンフ)のタイムリーなどで2点を先制。1回裏に2点を失い、同点に追いつかれたが、2回表に2点、3回表には一挙8点を奪い、12対2と大量リードの展開となった。4回表に朴健祐(パク・コヌ)のグランドスラムなどで6点を追加して1試合18得点の大会記録に並び、5回表には金河成(キム・ハソン)がダメ押しのグランドスラム。1試合22得点の大会新記録を樹立し、中国に22対2で5回コールド勝ちを収めた。

この結果、プールBは1位侍ジャパン(4勝0敗)、2位オーストラリア(3勝1敗)、3位韓国(2勝2敗)、4位チェコ(1勝3敗)、5位中国(0勝4敗)で全日程を終了。準々決勝では侍ジャパンがプールA2位のイタリア、オーストラリアがプールA1位のキューバと対戦し、最下位の中国は次回大会で予選からのスタートとなる。

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