ガーシー議員資格喪失へ 参院懲罰委、除名案可決

政治家女子48党のガーシー参院議員

 参院懲罰委員会は14日、海外から帰国せず「議場での陳謝」の懲罰を拒否した政治家女子48党のガーシー議員に対する新たな懲罰案について、最も重い「除名」とすることを全会一致で決めた。15日に本会議で正式決定する見通しだ。ガーシー氏は昨年7月の参院選で当選後、一度も登院せず、約7カ月半で議員資格を失うことになる。

 懲罰委で自民党は、ガーシー氏の陳謝拒否について「参院を愚弄する行為だ」と非難し、除名とするよう要求。立憲民主党も「全国民を代表する立場でありながら、正当な理由なく職責を果たしてこなかった」として同調した。公明、日本維新の会、国民民主、共産の各党も除名を求めた。

政治家女子48党のガーシー議員を除名とする懲罰案を可決した参院懲罰委=14日午前

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