
河野太郎消費者担当相は14日の記者会見で、大手電力の家庭向け規制料金の値上げ申請を巡り、東北、中国、四国、沖縄の電力4社から顧客情報の不正閲覧問題やカルテル疑惑の再発防止策について報告を受けたと明らかにし、「消費者の信頼を回復できるものになっているとはちょっと言えない内容だ」と不満を示した。
河野氏は「電力業界で公正な競争が行われているのかという疑念が払拭されていない。今後起きないときっちり伝わる対応が必要だ」と述べた。
河野氏は2月、4社に対してヒアリングを実施し、再発防止策を報告するよう要請していた。