手作りの空間でふわふわつくねハンバーグに舌鼓

近鉄吉野線、飛鳥駅の目の前に新しいお店がオープンしています。「飛鳥白帯　食彩酒音　パレット」さんです。こちらでは無農薬の野菜や地元食材を中心に、体にやさしいメニューが楽しめます。

まずは人気のメニュー、６種類あるランチメニューの中から大和肉鶏を使った「飛鳥つくねハンバーグ定食」を頂きます。

目に鮮やかな色とりどりの野菜と、食欲をそそるいい香りです。

つくねハンバーグは大和肉鶏100％使用で、牛肉や豚肉は使われていません。もも・むね肉・軟骨のミンチに豆腐としょうが、大葉を加え、鉄板でじっくり焼いて、最後に自家製のてりやきソースで仕上げています。

鳥つくねと言えば歯ごたえのあるイメージがありますが、柔らかくてふわふわです。大和肉鶏がとてもジューシーで、大葉が味わい深さを増してどんどん食べ進めていきたくなります。

パレットさんでは飛鳥白帯農園という、収穫した野菜をお店で提供する取り組みとして、化学肥料を使わず有機栽培を行っている自家農園があるそうです。

代表・川端　竜馬さん

「このお店を始めた4人のメンバー、飛鳥白帯クルーという名前なのですが、自分たちはまだ素人（白帯）ですけどプロの黒帯に勝てるように精進している最中です」

ごはんも明日香ということで、古代米を使っていたり、彩り豊かな付け合わせのお野菜も地元のものを使うなど、地産地消を感じられる定食でした。

続いてはこちらもお店で人気のメニュー。一見シンプルなお好み焼きですが…

なんと、小麦粉を使わないグルテンフリーなお好み焼きなんです！

代表・川端　竜馬さん

「小麦粉は一切入ってません。その代わり、つなぎで米粉と山芋とおからを入れています。」

小麦とは違った軽さがあります。野菜の量がとっても多くてしゃきしゃきした食感と甘み、ふわふわした生地でぺろりと食べられます。

お店では豚や牛を使っていないので、具材は野菜とこんにゃく、厚揚げや紅ショウガが入っています。厚揚げの揚げ部分がお肉のような食感でもあって、物足りなさはありません。ヘルシーかつ満足度の高い一品です。

こちらの食彩酒音　パレットさんは音楽やアートなど多方面で活動しながら、友人4人が中心となって去年11月にこのパレットをオープンしました。

代表・川端　竜馬さん

「飛鳥白帯クルーの4人が音楽活動やアーティストをしているので、食とお酒、彩と音をつけて食彩酒音にしました。」

なんとこの和風テイストでおしゃれな内装は、飛鳥白帯クルーのみなさんで業者の方に協力していただきながら、ほとんど自分たちでDIYや解体をされたそうです。

大工経験がある方もいますがほとんど素人で、動画を見て勉強しながら3か月ほどで完成させたそうです。

この素敵なテーブルも自分たちの手でオーダーメイドで作成。お店の中のものひとつひとつが自分たちで作り上げたものだそうです、

代表・川端　竜馬さん

「自分たちで作業したので、愛着あるお店ができました。」

そんなパレットさんのこれからの目標は…

代表・川端　竜馬さん

「“明日香のまち”を盛り上げていきたいです。音楽活動だったり、食やお酒を通じてみんなが楽しめるお店にしていきたいです。」

※この記事は取材当時の情報です。