
刃物の町として知られる岐阜県関市の刀匠の親子が、人気漫画「るろうに剣心」の主人公緋村剣心の宿敵、志々雄真実の愛刀「無限刃」を再現した。刃の部分をのこぎりのようにぎざぎざに仕上げたのが特徴で、同市の関鍛冶伝承館で30日まで展示している。
制作したのは同市の25代藤原兼房(66)、26代(44)親子で、昨年6月から約半年かけて完成させた。刃文には、作中で刀から出る炎をイメージした模様を施した。
26代は「一カ所でも欠けたらだめになる上、研師もいて一人でやる作業ではないので緊張した。自分も小さい頃から知っている志々雄のイメージ通りに力強く仕上がりうれしい」と話す。
