
5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、警視庁やJR東日本は14日、東京都品川区の東京総合車両センターで、電車内でのテロを想定した訓練を実施した。サミット期間中は鉄道などインフラ事業者も標的になる危険性があり、警視庁は民間と連携して警戒している。
訓練では、警察官がJR東の職員に刺股の使い方を指導し、車内で刃物を持った人物を制圧する方法を確認した。また、車内に不審物があるとの想定で通報や避難の流れを確かめ、爆発物処理班や化学テロに対処するNBCテロ捜査隊が危険性を判断して除去した。