「不当逮捕」の請求棄却、沖縄 米軍キャンプ・シュワブ前

 沖縄県の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、県警機動隊員から暴行を受け不当逮捕されたとして、神戸市灘区に住む韓国籍の60代の男性歯科医が沖縄県に慰謝料330万円の支払いを求めた訴訟の判決で神戸地裁(龍見昇裁判長)は14日、逮捕に違法性はないとして請求を棄却した。

 判決などによると男性は2017年3月4日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する集会に参加。工事用ゲート付近で、周りを囲んだ機動隊員の左すねを蹴ったとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。2日後に釈放され、その後不起訴処分となった。

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