『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』(橋爪大三郎・著/集英社新書)、2023年3月17日(金)発売

橋爪大三郎・著『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』が3月17日(金)に集英社新書として発売される。 宗教社会学の第一人者がカルト宗教の危険性を説き、民主主義と宗教のあるべき関係について基本から明快に解説する一冊だ。 カルトが日本を、蝕んでいる。安倍晋三元首相暗殺を機に、統一教会が自民党に喰いこんでいた実態が明らかになった。だが、病巣はもっと深い。統一教会以外の宗教勢力も自民党に隠然と影響を与えている。なぜこんなことになってしまったのか? 原点に立ち戻り、政治と宗教の関係を考え直す必要がある。政府職員も市民もカルトの正体を見抜く基礎知識を身につけよう。そして政教分離の原則を改めて体得しよう。

“オウム事件や統一教会問題を経験した日本でもっとも必要な知識がここにある。”

──有田芳生 氏 ジャーナリスト/『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店)著者

“当代随一の泰斗が、その尋常ならざる「読む力」と「書く力」の双方を注ぎ込んだ本書は、今後「政治と宗教」の議論に参加する人々にとっての、ひとつの確かな羅針盤になるに違いない。”

──菅野完 氏 著述家/『日本会議の研究』(扶桑社)著者

【著者略歴】

橋爪大三郎(はしづめ だいさぶろう)

1948年生。社会学者。大学院大学至善館教授。東京工業大学名誉教授。著書に『おどろきのウクライナ』(大澤真幸と共著)『中国共産党帝国とウイグル』『一神教と戦争』(中田考と共著)/集英社新書、『はじめての構造主義』『言語ゲームの練習問題』『ふしぎなキリスト教』(大澤真幸と共著)『おどろきの中国』(大澤真幸、宮台真司と共著)/講談社現代新書、『アメリカの教会』/光文社新書、等多数。

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