2PM・テギョン 日本軍陣営に潜入する朝鮮軍の間者に 時代劇初挑戦 「ハンサン ―龍の出現―」本編映像

2023年3月17日より劇場公開される、韓国で730万人を超える観客動員を記録したヒット作「ハンサン ―龍の出現―」から、アイドルグループ2PMのテギョン演じる間者に危機が迫るシーンの、本編映像が公開された。

映像は、日本軍陣営に潜入した朝鮮軍の間者イム・ジュニョン(オク・テギョン)が、危うく見つかりそうになったところを、チョン・ボルム(キム・ヒャンギ)に助けられたあとのシーンから始まる。脇坂に仕えるチョン・ボルムも実は朝鮮軍の間者(スパイ)だった。「助かった。おかげで驚くべき話がきけた」と安心するイム・ジュニョンだったが、そこへ日本軍が現れ、2人の正体が暴かれてしまう。

「たまげたな。隠密どもの手がかような女にまでのびていたとは」と口にする脇坂(ピョン・ヨハン)。そして日本軍兵がイム・ジュニョンとチョン・ボルムに斬りかかろうと刀を抜いた瞬間、チョン・ボルムが「死ね!」と叫びながら脇坂に襲い掛かり、胸にかんざしを突き刺す。「殿!」とあわてる日本軍兵だったが、チョン・ボルムは、脇坂に捕まり押さえつけられてしまう。イム・ジュニョンも敵を人質に応戦するが、「逃げて!」というチョン・ボルムの声を聞き、決心したように外へと飛び出していく。

2008年に2PMのメンバーとしてデビューし、ソン・ジュンギ主演の人気ドラマ「ヴィンチェンツォ」などで俳優としても活躍するオク・テギョンは、本作で時代劇に初挑戦した。今回の出演オファーについては、「すごく驚きました」とコメント。そしてイ・スンシンのために情報を集める間者イム・ジュニョンを演じる上で重点を置いた点については、「まなざしです。イ・スンシン将軍に信頼してもらえるように忠誠心が感じられるまなざしを見せようとしました」と、韓国での制作報告会で語っていた。

「ハンサン ―龍の出現―」は、豊臣秀吉による朝鮮半島への出兵「文禄・慶長の役」の大きな分岐点となった「閑山島海戦」を映画化した作品。朝鮮水軍の将軍として日本の大軍から国を守り抜いたイ・スンシン(李舜臣)と、豊臣秀吉に仕え、「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主である脇坂安治。互いの実力を認める武将たちが自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも迎える決戦では、伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿が現代によみがえり、戦国時代の海上バトルが展開される。

イ・スンシンを演じるのは、パク・チャヌク監督最新作「別れる決心」で主演を務めるパク・ヘイル。対する脇坂安治を、日本映画「太陽は動かない」にも出演するなど活躍の場を広げているピョン・ヨハンが演じ、第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭で助演男優賞を受賞した。ほかに、アン・ソンギ、アイドルグループ2PMのオク・テギョン、コンミョンらが出演している。監督は、「神弓-KAMIYUMI-」「バトル・オーシャン 海上決戦」のキム・ハンミン。

【作品情報】
ハンサン ―龍の出現―
2023年3月17日(金)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
配給:ツイン
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