強盗致傷などの罪 43歳の被告に懲役22年の判決 仙台地裁

2021年、仙台市内で2カ所の女性の自宅に侵入し性的暴行を加えキャッシュカードを奪った罪などに問われている43歳の被告に対し、仙台地裁は懲役22年の判決を言い渡しました。

住所不定無職の宍戸義輝被告(43)は2021年11月、宮城野区のアパートで住人の20代女性に性的暴行を加えけがをさせキャッシュカードを奪ったとして、強盗、強制性交などの罪に問われました。同じ月に青葉区のマンションに侵入し女性の首をしめてけがをさせた上、現金を奪った罪についても合わせて審理されました。

14日の判決で仙台地裁の大川隆男裁判長は「被害者の女性が子どもと2人だけの時間を把握し不動産会社を装って侵入するなど、入念に下調べをした上での計画的な犯行」と指摘。「自己の欲望を優先した身勝手な犯行動機で、反省の態度も不十分なことから長期間の刑を科すことがふさわしい」として懲役22年の判決を言い渡しました。

弁護側は「控訴については宍戸被告と相談する」としています。

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