気象台職員の被爆体験 企画展「空白の天気図」 15日から 広島

広島地方気象台にいた職員の証言から被爆の実相を伝える企画展「空白の天気図」が15日から追悼平和祈念館で始まるのを前に講演会が行われました。

企画展では気象台職員の被爆体験を再現ドラマや当事者へのインタビュー映像で紹介しています。

会場には原爆投下から1カ月後に襲来し、県内で2000人以上の死者を出した「枕崎台風」の調査メモや混乱した状況の中、記録をとり続けた「気象観測ノート」も展示されています。

「空白の天気図」柳田邦男さん「いかに大変な思いをして苦しんだか、そのことが空白になっている。記録を残すことが災害を防ぎ、戦争を防ぎ、核戦争を防ぐ役割を果たすうえで非常に重要なものになってくる」

企画展は追悼平和祈念館で来年2月まで開かれます。

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