
福岡県大任町の永原譲二町長は14日、「犯罪の予防」を理由に、入札契約適正化法に反して非公表にしている公共工事の入札結果について、4月1日から公表を再開すると明らかにした。記者会見した永原氏は「町民と国民に大変な心配をかけた」と陳謝した。
町は反社会的勢力が売り上げを当て込み、入札に関わった業者にそうめんを高額で売り付ける事案があったとし、入札結果を2021年7月から非公表にしている。
永原氏は会見で、町内の16業者から入札情報を公開しないよう求める要望があったと説明。今月7日、関係者を脅迫したとして、暴力団員が逮捕されたことを受け、公表再開の方針を固めたという。