賀来賢人が「恐竜博2023」で音声ナビゲーターに。「子どもが喜ぶんじゃないかと思って引き受けました」

東京・国立科学博物館で開催中の特別展「恐竜博2023」の取材会が行われ、音声ガイドナビゲーターを務める賀来賢人が出席した。

本日3月14日~6月18日まで行われる特別展「恐竜博2023」(主催:国立科学博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社)は、身を守るためにトゲやプレートを進化させた装盾類(そうじゅんるい/剣竜と鎧竜の総称)と、肉食恐竜たちを対比させ、「攻・守」という観点から恐竜たちの進化を読み解く展覧会。

展示を一足先に鑑賞した賀来は、「最初から最後まで興奮しっぱなしでした!」と声を弾ませ、本展の監修を務める国立科学博物館の副館長・真鍋真氏の説明を受けながら鑑賞したことを報告。「本当に最初から最後までワクワクする展示や仕組みになっているので、いろいろな方に見ていただきたいなと思いました」とアピール。展示の中で好きな恐竜には、本展の主役である「ズール」の名前を挙げ、「魅力的な恐竜で攻めと守りをまさに兼ね備えた恐竜だったので、大人から子どもまでワクワクするんじゃないかなと思いました」とコメント。

「大の恐竜好き」という賀来は、恐竜好きになったきっかけを尋ねられると、「最初は映画の『ジュラシック・パ-ク』がきっかけです。子どもの頃は、大きいものに非常にひかれました。大人になってから、海外から来た恐竜のショーを見たりして、そこから恐竜グッズを集めるようになって。子どもが2人いるんですが、恐竜やロマンのある生き物が好きなので、一緒に連れてきたいという思いもあって、僕がナビゲーターを務めていたら、より喜ぶんじゃないかと思って今回のお仕事を引き受けました」と明かした。

音声ガイドナビゲーターを務めるにあたっては、「(別の博覧会などで)音声ガイドを聞きながら回ったことがあるんですが、毎回思うのが、聞きながら歩いていると一緒に回っている気分になる。なので、回っている方に寄り添うような包容力のある大人の声と、ポジティブなエネルギーが出るようなガイドを心掛けました」と、自身の経験を生かしながら臨んだことを伝えた。

また、本展のテーマである「恐竜たちの攻・守」にちなんで、「俳優業として役作りは攻めと守りどっちですか?」という質問には、「守りに入ったら駄目だと思っているので、攻めていると思います。割とワッと攻めるお芝居というか、受けよりは自分から攻めるお芝居が多かったので、どちらかというと攻める方ですね。ちなみに私生活は守りです」と笑いながら話した。

さらに、「自分を恐竜に例えるなら」と問われると、「どういう質問ですか?(笑)」と笑いつつ、「生まれたてのT.rex(ティラノサウルス・レックス)です。T.rexほどビッグではないし、攻撃的ではないですが、いつかT.rexくらいの攻撃力を持った、大きな人間になりたいという意味を込めまして。でも、まだまだなので、T.rexの赤ちゃんかな」と、恐竜にかけて今後の意気込みを語った。

最後に、これから展覧会を訪れる人に向け、「本当に見どころがたくさん」と目を輝かせ、鎧竜史上最高の完全度と謳われるズール・クルリヴァスタトルの実物化石について、「思わず10分ぐらい足を止めてなめるように見とれてしまいました! 大人の僕でもワクワクしましたし、お子さんは『実際にこんな生物がいたんだ!』と感じられると思います。本物の化石を通して、恐竜がいたという事実と、ロマンの世界をぜひこの場に来て体感してください!」とメッセージを届けた。

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