【独自】定点観測!3月13日、新潟市民はマスクをはずしたか?

本日、令和5年3月13日から マスクの着用は屋内外を通じて個人の判断に任せるという厚生労働省からの通達にあった通り「脱マスク」解禁日となった。これまでは「屋外:季節を問わず着用は原則不要。屋内:距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合を除き原則着用」と定められていたが、屋内の着用が取り払われた。

令和3年1月に国内最初の新型コロナウィルス感染者が出て以来、3年以上にわたって日本人はマスク生活を余儀なくされ、すっかりマスクを着けた状況に慣れてしまった感があるが「今日から外しても良いですよ」となった場合、いったいどうなるのか。

多くの通勤者が行き交う朝8時半のJR新潟駅万代口で定点観測してみた。ラッシュを経て駅から出てきた人々の様子は果たして…

通勤時間に新潟駅で観測すると、9割以上は「着マスク」

これが…ほとんどマスクを着けている。

これまでも屋外は季節を問わず着ける必要なし、とのことだったが、解禁となった今日でも9割超の人がマスク。特に女性は限りなく100%に近いマスク率。新潟駅前でわずかに見られる「外した人」は、ほとんどが男性だった。

「今日は一日様子見。外している人が多かったら、明日から外そうかなと」(着マスク・40代男性)
「マスク生活に慣れたら顔が隠れている方が楽」(着マスク・30代女性)
「減ったとはいえ新潟県では毎日100人以上の感染者が出ている。ゼロにならないと外す気にならない」(着マスク・70代男性)

思えばコロナが日本に入ってきた当初は「マスク生活が不自由、不快」という声がずいぶん聞かれたもの。それが慣れてくるに従って「マスク=顔パンツ」という表現に変わってきて「人前で下着はとれない」というマスク依存が女性を中心に起こるようになったという。

果たしてGWまでに日本人に「脱マスク」は浸透するか。多くの人がマスクをしたままで、果たして「コロナ明け」のマインドに変われるかどうか。

(文・撮影 伊藤直樹)

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