大臣レク、改めて「あった可能性高い」総務相

 松本剛明総務大臣は14日の記者会見で、放送法の「政治的公平」の解釈を巡る2015年2月13日の「大臣レク」について、「レクがあった可能性が高いということを申し上げたが、(行政文書に)記載をされたとする者は職務として正確性を期して文書を作成していると言われる一方、必ずしも政治的公平性のレクがあったかどうか正確な記憶はないが、その時期は何らかの放送関係のレクはあったと思われるのでということをおっしゃる方もあったので、2月13日に放送関係の大臣レクはあった可能性が高いと考えられると、私どもとしては各聞き取りなどでわかったことについて、できるだけ皆さんに報告していこうということで、今聞き取りを総合した結果を申し上げている」と語った。

 一方、メモの内容については「13日の参院予算委員会でも申し上げましたが、この文書に記載されている内容について、発言者などの確認が取られずに作成をされたものであることは判明していると認識をしており、8年前のことであり、作成者、同席者のいずれも個々の内容までは記憶がないということ、必ずしも正確でないという認識をお持ちの方もいたということで、総務省としてこの文書に記載されている内容が正確であるか否かを現時点でお答えすることは困難であるということです」とさらに精査していかなければ内容に踏み込んで正確か、否かは今の時点では答えるのが困難だ、とした。

 また松本総務大臣は「高市大臣、安倍総理に関連する文書について精査を行っている」と精査中だとした。徹底した解明が求められている。(編集担当:森高龍二)

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