性交中のコンドーム外し有罪判決 「強要罪」該当とオランダ裁判所

 【アムステルダム共同】オランダ南部ドルドレヒトの裁判所は14日、性交渉中に相手の同意なくコンドームを外したのは「強要罪」に当たるとして、28歳の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。地元メディアなどが伝えた。

 AP通信によると、ドイツ・ベルリンの裁判所が2018年、同意なくコンドームを外したとして性的暴行の罪で警察官に有罪判決を下すなど、他国でも処罰化の動きがある。

 今回の判決は、相手の女性がコンドームなしで性交渉をしたくないと事前に言っていたにもかかわらず、男は断りなく外し、女性を性感染症や望まない妊娠のリスクにさらしたと指摘した。性交渉自体の同意はあったと認めた。

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