14日の発射は「戦術弾道弾」 北朝鮮、教育目的と報道

14日、北朝鮮の朝鮮人民軍ミサイル部隊が発射した「地対地戦術弾道ミサイル」(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、朝鮮人民軍のミサイル部隊が14日に「地対地戦術弾道ミサイル」2発を訓練で発射したと伝えた。教育目的で模範を示すための発射だとしている。北朝鮮は14日、日本海側に短距離弾道ミサイル2発を発射しており、これを指すとみられる。

 西部黄海南道長淵から発射し、611.4キロ離れた北部咸鏡北道清津市沖の日本海にある島に命中させたという。米韓が大規模な合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を行っていることに対抗し、韓国全土を狙える弾道ミサイルの展開能力を誇示した形だ。

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