
【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は14日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が、親会社の北京字節跳動科技(バイトダンス)からの分離を検討していると報じた。米国では安全保障上の理由からTikTokの利用を禁止する議論が進んでおり、懸念に対処する狙いとみられる。
報道によると、分離はTikTokと米当局との安全保障を巡る交渉が決裂した場合に選択肢として検討される。売却や新規株式公開(IPO)の可能性もある。ただ、実現には中国政府の同意が必要という。
TikTokを巡っては、利用者のデータが外国に渡ることなどを懸念する声が米国で高まっている。