コロナ宿泊療養施設で看護師と性行為 女性は「同意なかった」と鹿児島県医師会職員を告訴 県警は受理し捜査中

 鹿児島県医師会の男性職員(当時)から不適切行為をされた女性看護師が「同意はなかった」と主張している問題で、県警は14日、鹿児島中央署で告訴を受理し、捜査していると明らかにした。

 同日の県議会総務警察委員会で答弁した。詳細については「個別事案の具体的内容は差し控える」とした。

 この問題を取り上げた8日の参院予算委では、県警が当初告訴状を受理しなかったと指摘された。県議会委で事実関係を問われた県警側は「被害者とのやりとりを含め、具体的内容は差し控える」と答えた。

 県医師会によると、男性職員は2021年8~9月、県から業務委託を受けた新型コロナウイルス宿泊療養施設で、医療機関が派遣した女性看護師と複数回、性的関係を持った。職員は懲戒処分となり、22年10月末で依願退職。県は医師会を厳重注意した。

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