【上三川】町内の小中学校を卒業する子どもたちを祝う記念行事「花火フェスタ」が9日、町蓼沼緑地公園で行われた。
同フェスタは、「新型コロナウイルス禍で学校行事が制限されている子どもたちに思い出をつくってあげたい」と、町や町建設事業協同組合が開催。現代の名工であり、全国花火競技大会で計18回の総合優勝を重ねた水戸市、花火師野村陽一(のむらよういち)さん(72)が手がけた約200発の花火を打ち上げた。
カウントダウンの後、春の夜空にスターマインや大玉が次々と打ち上げられると、子どもたちや保護者から歓喜の声が上がった。本郷中3年若林茉奈(わかばやしまな)さん(15)は「コロナ禍でずっとマスク生活だったが、最後に友人と花火が見られてうれしかった」と話していた。