
茨城県警は15日、70代の夫婦から現金7千万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、群馬県伊勢崎市の無職の男(18)を逮捕した。特殊詐欺グループで現金を受け取る「受け子」だったとみて調べている。
県警によると、水戸市の自営業の男性(78)方に、長男をかたる人物から「契約書類と会社のカードが入ったかばんを電車に置き忘れた。現金が必要になった」「信頼できる会社の人が取りに行く」と電話が複数回あった。男性の妻(74)が自宅近くに来た男に現金を手渡した後、男性が被害に気付いた。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、1月18日、男性宅にうその電話をかけ、妻から現金7千万円をだまし取った疑い。