
高市早苗経済安全保障担当相は15日の参院予算委員会で、放送法の「政治的公平」に関する総務省文書が捏造されたとの認識に変わりはないか問われ「捏造というと言葉がきつすぎるので、あえて繰り返しは使わない」と述べた。当時総務相だった高市氏は「捏造」と全面否定してきたが、明言を避けた形だ。
内閣法制局の木村陽一第1部長は、安倍政権下で一つの番組でも公平性の判断は可能とした事実上の解釈変更について「総務省から相談はなかった」と明らかにした。
総務省は文書に記された2015年2月の担当局長による高市氏への説明について「レクがあった可能性が高い」としている。