
同性愛者への迫害を理由に来日したウガンダ国籍の30代女性が難民認定をされずに退去強制命令を受けたのを不当として、不認定処分と同命令の取り消しを国に求めた訴訟の判決が15日、大阪地裁であった。森鍵一裁判長は、女性の請求を認めて処分と命令を取り消し、女性を難民と認定するよう命じた。帰国すれば「迫害を受ける恐れがある」と判断した。
女性の弁護団によると、同性愛への迫害を理由に難民認定を命じた司法判断は異例という。代理人の川崎真陽弁護士は「同じような立場にある人にとって光となるような判決だ」と述べた。
判決によると、女性は同性愛者であることを理由に現地の警察に身柄を拘束された。
