チョコプラが出来栄えに驚き! ビスブラ、しずるの理想の小道具を町工場が本気で制作。「ほかでは本当に見たことのないネタ番組」

CBCテレビでは3月25日に、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)がMCを務める「チョコプラのガチ工場」(午後1:59、東海ローカル)を放送。収録を終えた2人が取材に応じ、見どころなどを語った。

「チョコプラのガチ工場」は、町工場と芸人の「モノづくりのプロ」がタッグを組み、新しい笑いを作り上げる挑戦バラエティー。人気コント師が「こんなものあったら面白いなぁ」と考えた夢のお笑い小道具を、東海地方の町工場が完全受注生産。構想から完成までに密着し、ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)、しずる(KAƵMA、村上純)の2組の無理難題を、町工場の技術力で形にしていく。そして、完成した小道具を使い、芸人が渾身(こんしん)のオリジナルコントを披露。町工場大好き芸人のチョコプラと、井上咲楽の前で披露する。

「キングオブコント2022」王者であるビスケットブラザーズのコントは「ホスト」。ノリだけで体の半分を機械に改造したホストを作り上げたいと、町工場にオーダー。腕や顔に装着する小道具を製作することに。建築模型の工場や金属加工の工場を中心に「半分改造人間」の製作に挑む。

一方、しずるは狂った発明家が次々とわなを繰り出すコントに挑戦。しずるが思い描く発明家のシュールな作品たちを、ゴム成型の工場をはじめ、さまざまな分野の工場が担当。芸人の突飛な発想を東海地方の町工場は、どのように形にしていくのか注目だ。

長田は「出来上がった作品のクオリティーの高さに、本当にびっくりしました。結構、職人さんや工場の方々がノリノリで作ってくれたっていうのがすごくありがたくて、職人の方々が『お笑いならこっちの方がいいだろう』と工夫しながら考えて作ってくれたというのが素晴らしかったです。ほかでは本当に見たことのないネタ番組になってます。ネタ番組なのか、ドキュメンタリーなのか…、本当にすごく感動する部分もあると思うので、ぜひ見ていただきたいと思います」と力を込めてアピール。

松尾も「収録場所も昔は工場だったところで、いい雰囲気の中で収録ができました。出来上がった作品は、細かいところまですごくて、すごい分、すごくバカバカしくて、それがまた面白かったです。すごい技術と技術がぶつかり合って、新たなジャンルが今日立ち上がったと思います」と番組の内容に自信を見せた。

また、既存のネタをブラッシュアップして披露したビスケットブラザーズのネタについては、長田が「小道具が違うだけで、コントのクオリティーも上がるんだとびっくりしましたね」、松尾も「元のネタがすごく面白いのに、作っていただいた小道具がすごくて、説得力が増していた。チャンピオンとチャンピオンが組むとすごいなと思いました」と出来栄えを称賛。

普段あまり小道具を作ったコントはしていないしずるに関しては、「しずるさんはゼロから作ったネタ。小道具でのコントをやっている印象はなかったですが、小道具を使ったコントの難しさや楽しさを分かってくれたのでは」と新たな一面が見られることを予告。松尾は「バカバカしくて面白い(笑)。最後に出てくるものが謎なので、その部分を見てほしいですね」と期待をあおった。

2人がコント用の小道具を依頼するなら、「これまでの小道具を全部作り直してもらいたい」という長田は、「(工場の技術を持って)実際に作ってもらったらどのぐらいのクオリティーになるのか気になります」とコメント。過去の小道具では、「キングオブコント」でも使用した「ポテチクリーナー」の制作に一番苦労したそうで、大舞台できちんと作動するように試行錯誤を重ねたと明かした。さらに、小道具にこだわるチョコプラだけに、これまでの小道具制作では、1000万円以上のお金を使っていることも告白した。

そして、「今回のMCに点数をつけるなら?」と問われると、長田は「僕らのMCというより、この企画に協力してくださった工場の方々に380点満点をつけたいですね」、松尾は「僕ら的には、MCという感じでなく、見ながらただただ楽しんでいただけ。MCの仕事で言ったら、カンペをちゃんと読めたという20点ぐらいですね」と笑った。

なお、番組は、TVer、Locipoで見逃し配信が決定している。

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