三好野の味を再び レストラン復活 16日開店、岡山市内は7年ぶり

 弁当製造販売などの三好野本店(岡山市中区桑野)が監修する「三好野レストラン原尾島店」が16日、同原尾島の総合スーパー・天満屋ハピータウン原尾島店内にオープンする。同市内では三好野レストランの復活は7年ぶりで、15日に内覧会を開いた。

 3階南端の約280平方メートルで72席。岡山名物の駅弁としても知られる看板料理「祭ずし」(980円)をはじめ、秘伝のデミグラスソースをかけたハンバーグとえびめしのプレート(同)、岡山県産の旬の果物を使ったパフェ(880円)など約30種類をそろえる。営業は午前11時~午後8時で年中無休。

 三好野本店のレストランは、JR岡山駅前で半世紀以上営業していた「えきまえミヨシノ」が2016年3月、売り上げの低迷などで閉館。昨年7月、スーパー経営の天満屋ストア(同市北区岡町)のグループ会社になったのを機に、「三好野」の知名度を集客に生かそうと復活させた。

 グループ会社で、同レストランの運営に当たる、でりかエッセン(同市南区築港元町)の川上裕介社長は「市民に親しまれていた三好野の味を再び楽しんでもらいたい。新規出店も目指す」と話している。

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