台湾新幹線、日本から新車両調達 全12編成、総額1240億円

 【台北共同】台湾高速鉄道(台湾新幹線)は15日、新たに導入する車両について、日立製作所・東芝を中心とする日本企業連合から調達することを決定したと発表した。全12編成で購入金額は計約1240億9100万円。列車の稼働率や今後の運行量の増加などを総合的に判断したとして「運行効率を改善し、より良いサービスを提供していく」と強調した。

 高鉄によると、2019年以降、2度の入札を実施したが、入札価格と高鉄側の希望価格に開きがあったため打ち切られていた。22年3月に3度目の入札を実施。その後、高鉄側で安全性や技術、価格などを検討し、日本企業連合側と交渉して最終決定したという。

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