【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク原油先物相場は3日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが前日比3.72ドル安の1バレル=67.61ドルと終値としては2021年12月以来、約1年3カ月ぶりの安値を付けた。一時は1バレル=65.65ドルまで下落した。
米国のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻に続くスイス金融大手クレディ・スイスの経営不安を受け、世界の金融機関の健全性を懸念したリスク回避の売りが膨らんだ。朝方発表された米週間石油統計で、原油在庫の増加幅が市場予想を上回ったことも相場を圧迫した。