熊本県中学総体「クラブ」参加、10競技が全容認 各競技が規定公表 バスケなど一部は条件付き

 熊本県中学校体育連盟(中体連)は15日、地域スポーツクラブへ参加を拡大する県中学校総合体育大会(7月、駅伝除く)について、競技ごとの規定を公表した。全21競技のうち、ハンドボール、水泳、バドミントンなど10競技が全てのクラブからの出場を認める。一方、バスケットボールや剣道の団体戦では「部活動の地域移行の受け皿団体」などの条件を設けた。

 条件には、「リレーは同一校に限る」(陸上)、「自治体主体で発足した団体」(バスケット)、「クラブユース非加盟」(サッカー)などがある。そのため熊本ヴォルターズやロアッソ熊本の育成組織は参加できない見通し。

 ラグビーは唯一、クラブの参加を認めなかった。既にクラブが参加できる県大会や九州大会があるため。

 中体連は4月28日までクラブの申請を受け付けて出場の可否を審査する。ラグビーを除く20競技ではクラブの出場枠として団体戦1枠、個人戦2枠を確保。学校対抗で競う各郡市の予選には参加せず、競技ごとに別の予選を行って県大会出場チームを決める。(宮﨑達也)

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