3連覇へ燃えろ!火の国サラマンダーズ 18日開幕戦、熊本市のリブワーク藤崎台球場

シーズン開幕前のオープン戦で安打を放つ火の国の中山翔太=リブワーク藤崎台球場(上杉勇太)

 独立プロ野球・ヤマエグループ九州アジアリーグの火の国サラマンダーズは18日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で3季目の開幕戦となる大分戦を迎える。今季は新たに宮崎が加わり、北九州下関を含めた4球団が9月下旬までに公式戦各78試合(ソフトバンクの3軍、4軍との12試合含む)を争う。火の国28選手の目標は日本野球機構(NPB)入り。チームとしてもリーグ3連覇と2年連続日本一を目指す。(宮﨑達也)

「NPBに選手を輩出したい」と話す火の国の馬原孝浩監督

 ◆馬原監督「選手のNPB入りを目指す」

 ソフトバンクとオリックスで投手として活躍した馬原孝浩監督(41)=熊本市出身=に就任2季目の意気込みを聞いた。

 -チームづくりの手応えは。

 「選手の半分近くが入れ替わったが、誰が出ても恥ずかしくない試合をできるようになった。楽天2軍とのオープン戦で0-13と大敗した経験が大きい。試合前の準備から、勝つための姿勢を見せてくれるように変わった」

 -期待する選手は。

 「NPBから加入の2選手は今季の支配下登録期限の7月末までにNPBに返したい。本人たちもそのつもりでいる。元ヤクルトの中山翔太外野手は人間性も素晴らしい。僕は投手に厳しいので、元広島の山口翔投手=熊本工高出=にはもっと本気になってほしい。先発と救援、どちらがスカウトにインパクトを残せるかを見極めたい」

 -リーグは4チーム制になります。

 「新しい顔触れが加わり、創設3季目にしてようやくリーグ戦らしくなってきた。わくわく感が大きい。チャンピオンチームとしての自覚を持った集団でありたい」

 -目標は何ですか。

 「強いサラマンダーズと勝つ試合をファンに見せたい。独立リーグ球団としての存在価値を高めるためには、NPBに選手を輩出することが大事だ。本気でNPBを目指す優秀な選手たちが集まった」

ブルペンでフォームを確認しながら投球練習する火の国の山口翔=リブワーク藤崎台球場(上杉勇太)

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