宮城・石巻市の海岸で東日本震災の行方不明者を捜索

東日本大震災で多くの犠牲者が出た宮城県石巻市の海岸で、警察や海上保安部などによる行方不明者の捜索が行われました。

捜索が行われたのは、多くの児童や教職員が犠牲になった石巻市立大川小学校に近い尾崎地区です。

海岸で河北警察署の警察官や石巻市役所の職員など約40人が、熊手を使うなどして行方不明者の手掛かりが無いか探しました。

また、宮城海上保安部の潜水士5人が長面漁港に潜り捜索を行いました。

捜索の結果、海底から21センチの冬用ブーツの右足側と、23センチのスポーツシューズの左足側が発見されました。

宮城海上保安部榎木大輔上席機動救難士「関連性はまだ確定しているわけではないですけど、こうやって出てきてる以上、潜る限りはしっかり何がなんでも(手掛かりを)見つけたいという思いで(捜索を)やっていきます」

齋藤正美石巻市長「これはありがたい大きな成果だなと思っています。海保、警察署の皆さんのお力を借りながらまだまだ(捜索を)頑張っていきたいと思っています」

石巻市では、大川小学校の児童4人を含む414人が今も行方不明となっています。

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