三菱重工の債権回収へ提訴、韓国 元徴用工、解決策を拒否

ソウル中央地裁の入る庁舎=2021年

 【ソウル共同】韓国の元徴用工訴訟で、原告側弁護団は16日、被告の三菱重工業が韓国内で保有する債権を回収するため、ソウル中央地裁に15日提訴したと発表した。韓国政府は賠償支払いを財団に肩代わりさせる解決策を発表したが、弁護団は「解決策を拒否する被害者が迅速に現金化して賠償を受け取れる努力をする」と強調した。

 提訴したのは、三菱重工に賠償を求めた訴訟で2018年に勝訴が確定した元朝鮮女子勤労挺身隊員の梁錦徳さん(93)と、元徴用工1人の遺族ら。弁護団によると、原告らは三菱重工が韓国に所在する孫会社のMHパワーシステムズコリアに対して持つ債権を21年に差し押さえていた。

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