河本力は「パラダイム◇◇◇」の8.9度で賞金王を目指す

河本は開幕直前に「パラダイム トリプルダイヤモンド 」へ(撮影/服部謙二郎)

国内男子ツアー開幕戦まであとわずか。このタイミングで、若手注目選手のギア情報が入ってきたのでひと足早くご紹介。平均320ydヒッターの飛ばし屋・河本力の14本だ。昨年のセッティングからの変化は上2本のみ。ドライバーとスプーンをキャロウェイの新しいパラダイムにスイッチしていた。

上の2本以外は昨年と変わらず(撮影/服部謙二郎)

ドライバーは、「ローグSTトリプルダイヤ」から「パラダイムトリプルダイヤ」へ。年明けからテストを重ねてきたが、最近まで新しいヘッドに変えられなかったという。

「前作のローグSTが良すぎたんです。昨年は自分の中で飛躍の年で、そのキーポイントがドライバーだったと思っていて、今回ばっかりは変えられないかなと…」(河本)

ところが、いろいろなスペックを試していく中で、マッチする1本が見つかったという。

「最初はパラダイムトリプルダイヤの9.8度を打って、そこから徐々にロフトを増やす方向にいき、マックス10.8度のヘッドまで試しました。ハイロフトだと自らロフトを立てながら打つようになっちゃって…。そこでローグSTのロフトを再確認したら8.9度で、試しにそのロフトでパラダイムを作ったのが見事にはまったんです。ロフトの立ったヘッドのほうが、自然なリリースを作りやすい。正確なところはわからないですけど、平均で1yd以上は絶対に伸びていると思います。1ydでどれだけ変わるかは伝わりにくいですが、シーズンを通したら相当な飛距離差になります。ローグに比べて、音と打感も良くなった気がしますね」

河本の◇◇◇(ロフト8.9度)(撮影/服部謙二郎)

シャフトはローグのときと同じベンタスブラックを差しているが、長さをちょっとだけ短くしたという。

「46インチ弱あったのを45.75インチにしました。振り心地をよくしようとヘッドに重量を持たせたのですが、ヘッドが重くてバランスが出過ぎちゃって…。打感の感じを変えたくないから1/8ほど短くして、それがちょうどハマりました」

一方、3Wのテストはすんなりいった様子。パラダイムの「トリプルダイヤT」にスイッチした。

「1本目作ってもらったモデルをちょっとフラットに調整しただけで、すぐにバッグに入れました。ランチ(球の上がり)を抑えようと思ったらしっかり抑えられるし、ちゃんとスピンも入ってくれる。ボールコントロールや縦距離の管理がしやすくて、それがすぐに変えられたポイントでした」

河本の「◇◇◇T」フェアウェイ。ネックは接着式(撮影/服部謙二郎)

河本のプレーを下支えしてきた、XフォージドUT、APEXのアイアンコンボ、ジョーズウェッジ、ロッシーパター、LSのボールは現状ママ。今年の目標である「賞金王」に向かって、まさに準備万端といったところか。

<河本力セッティング>
ドライバー:パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー(8.9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 6TX
フェアウェイウッド:パラダイム トリプルダイヤモンド T フェアウェイウッド(3HL16度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 8TX
ユーティリティ:X FORGED ユーティリティ(18度)
シャフト:ダイナミックゴールド AMT X100
アイアン:APEX TCB アイアン(3、4番)、APEX MB アイアン(5~9番)
シャフト:ダイナミックゴールドEX ツアーイシュー X100
ウェッジ:JAWS RAW ウェッジ(48、54度)、JAWS ウェッジ(60度)
シャフト:ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー X100
パター:ホワイト・ホット OG パター ROSSIE S
ボール:キャロウェイ クロムソフト X LSトリプルトラック

キャロウェイ X FORGED ユーティリティ(18度)とキャロウェイ APEX TCB アイアン(3、4番)(撮影/服部謙二郎)
アイアンキャロウェイ APEX MB アイアン(5~9番)(撮影/服部謙二郎)
キャロウェイ JAWS ウェッジ(60度)(撮影/服部謙二郎)
オデッセイ ホワイト・ホット OG パター ROSSIE S(撮影/服部謙二郎)
キャロウェイ クロムソフト X LS トリプルトラック(撮影/服部謙二郎)

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