ごみ100キロ集める 田辺市でスポゴミ大会

道沿いでごみを拾う参加者(和歌山県田辺市新屋敷町で)=提供

 和歌山県は田辺市の扇ケ浜周辺や道沿いでこのほど、決められたエリアの中で制限時間内にごみを拾い、量や質でポイントを競う「スポGOMI(ゴミ)」大会を開いた。参加した37チーム(159人)によって約100キロのごみが集められた。

 県主催のスポゴミ大会は2016年から毎年県内各地で開催しており、田辺市では2回目。今回は25、26日に開かれる「第61回全日本花いっぱい田辺大会」の応援事業で、ごみ一つないきれいな田辺市で迎えようと企画した。

 2~82歳が参加し、1時間かけて扇ケ浜周辺や田辺大通りなどでごみを拾った。缶や瓶などの資源ごみが多かったほか、プラスチックやペットボトルなどもあった。大会では、9.48キロのごみを集めたチームが優勝した。

 県は「参加者は楽しそうにごみを拾い、中には『きれいだと思っていた扇ケ浜でも意外とごみがある』と感じた方もいた。スポゴミ大会への参加がクリーンアップ運動や、花いっぱい運動など地域での活動に参加してもらうきっかけになればうれしい」と話している。

© 株式会社紀伊民報