
不動産経済研究所が16日に発表した首都圏(1都3県)の2月の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同月比8.6%安い6778万円で3カ月ぶりの下落となった。比較的価格の安い物件の販売が多く、平均価格を押し下げた。
発売戸数は20.4%減の1821戸だった。新規物件の供給が少なかったことが響いた。調査担当者は「単月では下落したが、今年は大規模物件の販売が続く。高値の傾向は変わらない」と説明した。
地域別の発売戸数は東京都の23区が18.7%減の852戸、23区以外が2.6%増の237戸。神奈川県は59.3%減の209戸、埼玉県は51.3%増の292戸だった。