
【ティンケ共同】ベトナム戦争中の1968年に米軍が当時の南ベトナム・クアンガイ省旧ソンミ村(現ティンケ村)で女性や子供ら504人を殺害した「ソンミ村虐殺事件」から55年の16日、現場となった虐殺事件記念館で追悼式典が開かれた。参列した元米兵や事件の生存者らは祭壇に線香を手向けて手を合わせ、犠牲者を弔った。
事件は米陸軍部隊が村を襲撃して無抵抗の村民を殺害。ベトナム戦争で最悪の虐殺とされる。
式典では地元住民らが献花し、記念碑に向けて黙とうをささげると鎮魂の鐘が響いた。生存者の男性らが、元米兵らと握手し交流する場面もあった。