林野高生 大人の多様な意見触れる グループで語り合い、将来考える

テーマに沿って社会人や大学生と話し合う林野高生

 林野高(美作市三倉田)で15日、生徒が社会人や大学生と語り合うプログラム「林野高校生だっぴ」(美作県民局主催)が開かれた。生徒たちは多様な意見に触れ、自身のこれからについて考えを深めた。

 2年生と自営業者、移住者、公務員、岡山大生ら約150人が参加。5、6人のグループに分かれ、「これまでの人生に点数をつけるなら」「幸せを感じる瞬間は」「10年後、どんな自分になりたい?」など、実行委員の生徒が設定した六つのテーマで話し合った。

 人生の点数では、生徒は「まだまだやりたいことがたくさんあるから、今は10点」「嫌な思い出もあるけど、振り返ると100点」などと発表。大人の発言を聞いたり、アドバイスを受けたりした。

 男子生徒(17)は「自分の意見を伝えるのは楽しかったし、大人の考えに共感もして新鮮な時間だった」と話した。

 若者に魅力的な地域づくりを進めようと美作県民局、山陽新聞津山支社が取り組んでいる「みま咲く未来プロジェクト」の一環として2021年に続いて開いた。

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