“ジャンボ邸”から国内初戦 西郷真央「やるべきスイングを」

前年大会は10位(撮影/玉木充)

◇国内女子◇Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 事前(16日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6419yd(パー72)

「試合になるとやりたい動きができない。やりたいスイングをやりきりたい。試合の中でも結果ばかりじゃなく、やるべきスイングをしたい」と西郷真央が力を込めた。

昨季は開幕5戦で3勝をあげるなど、ポイントランキング2位。それでも11月の最終戦「リコーカップ」では通算35オーバーとショットの不振に苦しんだ。

今年は3月の米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」(シンガポール)でシーズンのスタートを切ったが、3日目に「85」をたたくなど、現在も本調子からは程遠い。

アプローチを入念に確認(撮影/玉木充)

シンガポールから帰国した後は、師匠で男子プロ尾崎将司の練習場“ジャンボ邸”で調整に励んだ。「スイングを見てもらったりしました。言われたことを自分なりに解釈して、試合中にどれだけ崩さずにできるか」と話した。

「練習場では70点。コースだと40点、50点、試合だともっと低くなる。試合と練習での差をなくしたい。一番の課題です」

雨予報の初日は午前9時20分、アウトコースから全美貞(韓国)、木戸愛とスタートする。「ドッグレッグも多くてかなりピンポイントで狙うホールが多い。グリーンも仕上がっている」。幕末の英雄・西郷隆盛の出身地・鹿児島から復活の狼煙をあげたい。(鹿児島県姶良市/玉木充)

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