
首都圏で店舗を展開するライフコーポレーション、サミット、マルエツ、ヤオコーの大手スーパー4社は16日、物流現場での深刻な人手不足に対応するため、食料品の発注や仕入れ業務で連携すると発表した。ライバルがタッグを組んで加工食品の計画発注や納品期限の緩和など共通の取り組みを進め、物流業者らの負担軽減を図る。
加工食品の定番商品について、発注時間の前倒しを徹底することで物流業者らの夜間作業を削減し、積載効率の高い配送を目指す。賞味期限が180日以上の商品では、各スーパーが余裕を持って納品するよう求めている期限を緩和して統一。メーカーなどの出荷調整作業の負担軽減を図る。