卵の値段“高すぎる”…赤字覚悟で特売“有名激安店の秘策”…エッグサンド有名店はどうしてる?

食卓には欠かせない卵ですが、最近価格が高騰していて困っている…という方も多いのではないでしょうか。

今回は、卵の高騰を受けつつもやりくりを続けるお店の工夫のほか、今後の見通しについても解説します。

卵の“高騰”が続いている!

JA全農たまごによると、鶏卵の卸売価格は昨年2月時点で1㎏あたり175円だったのに対し、今年の2月28日時点で1㎏あたり335円まで高騰しています。

実に160円もの値上がりと、家庭に大打撃を与えている卵。
大量に卵を仕入れる必要があるお店では、どのような工夫をしているのでしょうか?

「ダブルエッグサンド」がNo.1人気のサンドイッチ店では

サンドリア屯田店の人気ナンバーワンは、こちらのダブルエッグサンド
サンドリアでは卵を使った商品が大人気で、多い日は卵を900個ほど使用する日もあるのだとか!

卵の確保は大変ですが、サンドリアの津田社長は「アイデアを出し合いながら、量も減らさず値段もそのままで販売を続けたい」と思っているそう。

サンドリア屯田店
住所:札幌市北区屯田6条4丁目4-25

赤字覚悟で“特売”続けるスーパーも

マルコストアー 東苗穂店では、赤字覚悟で卵の特売を続けています。
毎週日曜日は卵の特売日で、開店当初から11年間続けているのだとか。

マルコストアー 東苗穂店の滝澤店長は「かなり厳しく、昨年よりも倍の赤字が出ている」と話します。
そのため他の商品を一緒に購入してもらい、なんとかやりくりしているのだそう。

毎週日曜日には、1,000円以上買い物をした方限定、1家族1パック限りでLまたはLLサイズの卵が98円(税抜)で購入可能です。

お得なタイミングで賢く買い物をすると、より節約につながりますね。

マルコストアー 東苗穂店
住所:札幌市東区東苗穂9条2丁目14‐26

季節商品の“おでん”がなくなる?

卵単体だけではなく、卵を使用した商品にも影響が出ています。
調理済みのおでんパックには必ずといっていいほど卵が入っていますが、卵が確保できず緊急休売になる商品もありました。

卵の値上げはいつまで続く?

さらに気になるのが、今後の見通しです。
日本養鶏協会 阪本さんによると、「価格が下がるタイミングは予想が難しい。必ず改善するが鳥インフルエンザの発生状況にかかっている」とのこと。

生活に大きくかかわる卵の高騰
家庭でも卵を他の食材で代用するなどの工夫が必要かもしれませんね。

*みんテレ2月28日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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