旧遷喬尋常小が「お化け屋敷」に 大学生4人、文化財触れる機会を

お化け屋敷が繰り広げられる旧遷喬尋常小

 真庭、津山市、岡山県鏡野町出身の大学生4人でつくるグループ「First(ファースト) Penguins(ペンギンズ)」は18、21日、真庭市鍋屋の国重要文化財・旧遷喬尋常小で「お化け屋敷」を開く。

 築110年を超える校舎で、地元の高校生や大学生らがふんする幽霊が来場者を待ち受ける。校舎前の広場では、地元のカフェやハンバーガーショップによる出店も楽しめる。

 お化け屋敷は、多くの人が文化財に触れられる機会をつくろうと3年前に初開催。2日間で1400人が来場する人気だった。2回目の今回は待ち時間を有効活用できるように整理券を導入。幽霊役を2倍にして訪れる人を楽しませる。日程も当日受け付け(18.21日)と、事前予約(17.19日、受け付け終了)の4日に増やした。

 代表の岡山大4年福本一成さん(22)=真庭市出身=は「メンバーが今春で就職するため最後の開催になると思う。大勢に夜の旧校舎の雰囲気を味わってほしい」と話す。

 18、21日とも午後1時~同9時半(受け付けは同8時まで)。参加費は1人500円。問い合わせは福本さん(070―2367―1117)。

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