百度が対話型AIを発表 チャットGPTの水準高い

16日、百度が行った対話型人工知能サービス「文心一言」の発表記者会見(共同)

 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)の李彦宏会長が16日、記者会見し対話型人工知能(AI)サービスの「文心一言(英語名アーニーボット)」を発表した。米新興企業オープンAIが開発した「チャットGPT」の水準を期待されているとした上で「(追い付くには)まだハードルが高い」と話した。

 李氏は「中国と米国の技術対決の道具ではなく、世界を変える夢の産物だ」と述べた。文心一言について、文学創作や、ビジネス文書作成、数理演算、中国語理解などの能力があると説明した。

 ただ、インターネット上では一般向けに広く公開されなかった点などが期待外れとの指摘が相次いだ。

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