サウジとイランの外交関係回復で中国と共同声明

 中国、サウジアラビア、イランの3カ国は10日、北京でサウジとイランの外交関係回復に関する共同声明を発表した。

声明は中華人民共和国代表の王毅・共産党中央政治局委員・中央外事工作委弁公室主任(中央)、サウジアラビア王国代表のムサーイド・ビン・ムハンマド・アル・アイバーン国務相兼国家安全保障顧問(左)、イラン・イスラム共和国代表のアリ・シャムハニ国家安全保障最高評議会書記(右)が共同で署名した。

 「声明」は次のように述べている。習近平主席のサウジとイランの善隣友好関係発展に関する積極的イニシアチブに応え、サウジとイランの代表団が6日から10日まで北京で会談した。サウジ、イラン双方は中国の指導者と政府が今回の会談を引き受け、支援し、成功させたことを称賛し、感謝を表明した。
 声明によると、サウジとイランは外交関係回復で合意し、長くても2カ月以内に大使館と代表機関を再開し、大使を相互に派遣し、関係強化を検討する。3カ国は世界と地域の平和・安全強化のためあらゆる努力を尽くすと表明した。〔東京3月10日発中国通信〕

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