【東京・白山】4日間かけて仕込んだクロワッサンがしっとり!「ブクタン・ブーランジェリー」

おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!

文京区白山の播磨坂下(最寄り駅は丸の内線の茗荷谷駅で徒歩15分くらい)に、2019年にオープンした「Bouquetin Boulangerie(ブクタン・ブーランジェリー)」があります。

お店の近くには小石川植物園もあり、静かな環境です。まるで都会にいることを忘れてしまうかのような、自然たっぷりの大きなアーチに入店前から癒されます。

パンの種類は約30種類。全粒粉と水を合わせて作る発酵種やルヴァンとルヴァンリキッドを使いわけ、小麦粉もフランスVIRON社のラ・トラディション・フランセーズやスペルト小麦を使うパンがあるなど、かなりのこだわりを感じます。調べてみたらオーナーシェフはVIRONの出身の方のようです。

購入は、店内で欲しいパンをスタッフの方に伝えて取ってもらったら、一旦外にでOPENの文字が見える小窓から商品をもらうスタイル。店内がそこまで大きくないので、これだとスムーズに次の方が商品を選べてよいですよね。

味わったことのない食感と味わい!「クロワッサン」

クロワッサンは通常のそれよりも少しばかり丸みをおびていて、焼き色もテリも良い感じ。なんと!国産小麦と国産バターで4日間かけてしこんでいるらしく、めちゃくちゃしっとりしています。クロワッサンでこの食感は初めて体験するかも。それでいて外側は時間がたってもバリサク。他では味わったことがない食感と味わいに感動しました。

シンプルな味わい「バゲット」

バゲットはハーフサイズから売っています。フランスVIRON社の小麦粉であるラ・トラディション・フランセーズで作られていて、クラスト(外側)はバリサク、クラム(内層)は瑞々しさを感じる柔らかさです。

全体的に軽い食感で、焼き色濃いのが個人的に好きなところです。同じVIRON社の粉を使っていても渋谷や丸の内にあるVIRONのバゲットとは、また違った味わいなのが面白いところ。こちらの方が、食事のお供にご飯がわりに頂きたいシンプルな味わいです。

水曜日限定のくるみパン

水曜日限定のくるみパンは、全粒粉の生地にくるみが入っています。全粒粉の雑味はありながらも、噛むごとに深まる味わいにクルミの香ばしさが良いアクセント。クラム(内層)は見た目ほどハードな食感ではなく、しっとりしていました。

イートインスペースはありませんが、お店の前にベンチがあるので、緑に囲まれながら焼きたてのパンをこちらで頬張るのもこれまた良さそうですよ。

ブクタン・ブーランジェリー

住所:東京都文京区白山3‐1‐2
電話番号:03‐6801‐6163
Instagram:@bouquetin_boulangerie

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