ホンダ、インドのKPITテクノロジーズ社と提携 ソフトウエア開発で新たな価値の実現目指す

本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は3月15日、インドのKPIT Technologies Limited(以下、KPITテクノロジーズ社)と、ソフトウエア開発に関するパートナーシップに基本合意した。

昨今の自動車市場では、電動化や自動化、コネクテッドカーの普及が加速しており、これらに必要な高いソフトウエア開発力が不可欠となっている。さらに、今後は、次世代モビリティの価値創造に向けて、「ソフトウエアデファインドモビリティ」の発想に基づく開発が加速していくなど、ソフトウエア開発の重要性が増している。「ソフトウエアデファインドモビリティ」とは、ソフトウエアがハードウエアやサービスの価値を定義するという考え方だ。

両社は、今回のパートナーシップを通じて、ホンダの持つソフトウエアアーキテクチャーや制御・安全技術と、KPITテクノロジーズ社が持つソフトウエア開発力といった互いの強みを持ち寄る。そして、ソフトウエアがもたらす新たな価値の実現を目指すという。開発する具体的な領域としては、「次世代電子プラットフォームのオペレーティングシステム」、「電動パワートレーン」、「先進安全、自動運転」、「IVI(インビークルインフォテインメント)、コネクテッド」に取り組む予定だ。

なお、KPITテクノロジーズ社は、今回のパートナーシップに基づき、車両システムソフトウェア開発エキスパートを2030年に向けて2000名規模に拡大すると述べている。

(出典:ホンダ Webサイトより)

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