
【ワシントン共同】米CNNテレビは16日、米当局者の話として、黒海に墜落した米軍無人偵察機MQ9の残骸の一部をロシアが既に回収したとみられると報じた。グラスファイバーの破片などを回収したという。米政府は、ロシアに重要情報が渡らないよう対策を取っていると改めて強調した。
米軍が16日公開した43秒の動画では、スホイ27が燃料を放出しながら近づく様子が2回収められ、映像が乱れた後に損傷したMQ9のプロペラを確認できる。
国防総省のライダー報道官は16日の会見で「無人機の情報を守る措置を取っている」として、ロシアが残骸から役立つ情報を得られる可能性は極めて低いとの認識を示した。