
【ソウル共同】日韓首脳会談が約5年ぶりに日本で16日に行われたことについて、韓国紙は17日、両国の協力関係に期待を示す一方、歴史問題での日本の態度に対する失望を報じた。元徴用工訴訟問題に関連し、岸田首相が歴史認識に関する歴代内閣の立場を引き継いでいると述べるだけで直接、反省や謝罪に言及しなかったことを問題視している。
保守系の東亜日報は社説で、安全保障や先端技術を巡って両国が協力する必要を強調する一方「日本の態度には失望した」と述べた。革新系の京郷新聞の社説は、日露戦争を美化した安倍元首相の談話を指摘し「岸田首相が、歴史に反省をしていると受け止めることはできない」と訴えた。