北海道余市町の中学校が昨年10月の修学旅行で、就学援助を受ける世帯の生徒に6千円分の全国旅行支援クーポンを配らなかった問題で、道教育委員会は17日までに、男性校長(60)を戒告の懲戒処分とした。16日付。校長は「私個人の判断だった。反省している」と話しているという。
道教委によると、校長は昨年10月、3年生31人が参加した岩手県への修学旅行中、宿泊先のホテルでクーポンを配る際、援助対象の7人を別室に集めて除外。個人情報を他の生徒が知り得る事態を招いたとしている。
旅行会社が「公的支援は二重には受けられない」と誤った説明をしたことが原因だった。