
佐賀県有明海漁協の幹部は17日、赤潮や少雨による栄養不足で不作となっている今季の養殖ノリについて、販売枚数、販売額いずれも20年連続の日本一は難しいとの見通しを示した。16日時点で首位の兵庫を、今季の残る出品予定枚数で上回るのは困難としている。
全国漁連のり事業推進協議会によると、16日時点で、兵庫の販売枚数は約9億4千万枚、販売額は約185億円で、佐賀有明は枚数が約8億枚、額は約158億円。
佐賀県有明海漁協によると、17日に佐賀市で開かれた入札会には約1億枚が出品された。今季の入札会は残り2回だが、出品予定枚数は計200万枚程度という。